管理職になると、「部下とどう関わればいいのか」「うまく組織を回せるか」と不安になりますよね。僕も初めて管理職になったときは、部下との距離感や指示の出し方に悩みました。
「部下に好かれたい」「良い上司になりたい」という気持ちが強すぎて、逆にチームの動きを悪くしてしまったこともあります。
でも、管理職に求められるのは、必ずしも「好かれること」ではありません。
それよりも、「チームとして成果を出すこと」「組織を円滑に回すこと」が重要です。
今回は、管理職として失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
「好かれたい」「人気者でいたい」は逆効果

管理職でよくあるのが、「部下に好かれたい」「いい上司と思われたい」という気持ちが強くなりすぎることです。
たとえば、
- 飲み会を頻繁に企画する
- 部下の悩みに寄り添いすぎる
- 細かくアドバイスをしすぎる
一見すると、部下思いの良い上司に見えますが、これが意外と逆効果になることが多いんです。
僕自身、管理職になりたての頃は、部下に寄り添うことが大切だと思っていました。
困っていることがあれば何でも相談に乗り、プライベートの悩みまで聞いていました。
そうすると、「この上司は優しい」と思われて、一時的には関係が良くなるように感じます。
でも、時間が経つにつれ、「上司がなんとかしてくれる」と依存する部下が増えてしまいました。
さらに、仕事の指示を出したときに、「厳しいことは言わないんじゃなかったの?」という空気が流れ、業務の進行に支障が出ることも。
つまり、「好かれること」を意識しすぎると、本来の管理職の役割が果たせなくなるんです。
管理職の評価は「成果と組織運営」で決まる

では、管理職が評価されるポイントは何でしょうか?それは、
- 部下の成長をサポートする
- 仕事をスムーズに進められるようにする
- 明確な指示を出し、役割分担をハッキリさせる
つまり、「部下に好かれる」よりも、「チームとして結果を出せるか」が重要なんです。
管理職が意識すべきなのは、「会社全体の利益を考えること」。
時には厳しいことを言う必要もありますし、部下に嫌われる場面も出てきます。
でも、それが組織を円滑に回すために必要な役割なのです。
社長が前に出すぎると、管理職が機能しなくなる
もう一つ気をつけたいのが、社長が現場に介入しすぎること。
こんなことが起きがちです。
- 部下:「社長が直接アドバイスしてくれるから、上司の指示はそこまで重要じゃない」
- 管理職:「社長が部下を見てるから、自分の責任は軽くていいや」
こうなると、管理職の役割が曖昧になり、組織がグチャグチャになります。
部下は「社長に直接意見を言えばいいや」と考えるようになり、管理職の指示が軽視されるようになります。
社長と管理職の役割を明確にすることが、組織を正常に機能させるカギとなります。
失敗しない管理職の立ち回り方
では、管理職としてチームを円滑に回すために、どのような行動を取るべきでしょうか?
- 部下とフレンドリーになりすぎない(距離感は大事)
- 社長との連携をしっかりとる(勝手に動かない)
- 部下の意見は聞くけど、最終判断は自分で
- それぞれの役割を明確にし、責任を持たせる
- 部下を育てる意識を持ち、自分がすべてをやろうとしない
僕もこの考えを意識するようになって、チームがスムーズに回るようになりました。
管理職の本当の役割を理解しよう

「部下に好かれたい」「いい上司になりたい」と思うのは自然なこと。
でも、管理職の役割はそこじゃなくて、チームを強くすること。
時には厳しい決断をすることも必要ですし、部下に嫌われることもあるでしょう。
でも、適切な指示を出し、組織が成果を出せるようにすることで、最終的には部下からの信頼を得られるようになります。
うまく立ち回れば、部下との関係も良くなるし、結果として成果もついてきますよ!
これから管理職になるあなたは、ぜひこのポイントを意識してみてください。
また、こちらの記事では挨拶やコミュニケーションで職場の信頼度をアップさせる方法を紹介しています。ぜひご覧ください!
↓
コメント