キャリアを築く上で、「どの会社でも活躍できる人材になること」が市場価値を高める鍵となります。
しかし、それだけでは不十分です。
どんな企業でも成長を促せる人材こそが、真に価値のある存在です。
私自身、若手の頃は「自分が成長できる企業はどこか?」という視点ばかりで転職先を考えていました。
しかし、その考え方は受け身に過ぎません。
大切なのは、「自分が成長させたい企業はどこか?」という視点を持つことです。
企業は学びの場ではなく、利益を生み出し、社会に価値を提供する組織です。
その中で、受け身の姿勢ではなく、主体的に会社の成長に貢献することが求められます。
自分の市場価値を高めるためにも、今いる組織をどう成長させるかを考え、行動していきましょう。
企業の「看板」に頼らず個人の力を磨く

大企業に勤めていると、企業のブランド力に頼りがちです。
実際、クライアントも無名の企業よりも大企業と取引するほうが安心するでしょう。
しかし、トヨタ自動車ですら終身雇用を守れない時代。
いつまでも企業の看板に頼るのはリスクがあります。
私自身、大手企業の子会社に勤めていたとき、親会社がビッグネームのため名刺を出せば話を聞いてもらえる環境に甘えていました。
しかし、転職して小規模な企業に移ったとき、名刺の効果がなくなり、自分の実力が試される場面が増えました。
そこで気づいたのは、「本当に市場価値のある人は、どんな環境でも仕事を取ってこれる人だ」ということです。
「もし今の会社の看板がなくなったら、自分は仕事を取れるか?」この問いを常に持ち、自分の力で価値を提供できるスキルを磨くことが重要です。
自分を経営する「自分株式会社」の視点を持つ

「経営者目線を持て」と言われても、サラリーマンにはピンとこないかもしれません。
しかし、ここでいう経営者目線とは、「自分自身を会社として考える」ことです。
例えば、「株式会社○○(あなたの名前)」を経営していると仮定しましょう。
収入は給料や副業収入、支出は家賃や生活費。
利益を増やすには、収入を増やすか支出を減らすかのどちらかです。
私もこの視点を取り入れてから、キャリアの選択が変わりました。
「このスキルを身につければ、年収が上がるのでは?」「今の仕事は将来の売上につながるのか?」といった経営者的な視点で考えるようになったのです。
その結果、転職や副業の戦略が明確になり、実際に年収アップにつながりました。
また、「経費削減」も重要です。
例えば、「携帯料金が高い」「無駄な飲み会が多い」といった出費を見直すことで、手元に残るお金が増えます。
こうした視点を持つことで、副業をする意味や企業に依存しない働き方の重要性が見えてきます。
まとめ
転職や副業を考えている人は多いですが、「どうせ年収は上がらない」「副業しても稼げない」と諦めていませんか?
そんな人こそ、まずは本業にコミットし、成果を出すことが重要です。
ただ漫然と働くだけでは、給料は増えず、キャリアの安定も望めません。
「会社に成長させてもらう」のではなく、「会社を成長させる」視点を持つことが、自分の市場価値を高める最短ルートです。
まずは今いる会社で「自分が成長させるべきポイントは何か?」を考え、主体的に行動してみましょう。
その積み重ねが、あなたのキャリアと市場価値を確実に高めていきます。
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