どうも。コテツです。
今回は、「結果を出す仕事術の本質」というテーマでお話しさせていただきます。
上司や部下から「仕事ができる」と思われるために不可欠な考え方をここで紹介しておきます。
優秀な人ほど押さえている部分です。
意識することはたった1つ 「数字」
ほぼ結論になってしまいますが、優秀な人が意識していること。それは「数字」です。
では、「数字」とは一体なんでしょうか?
「数字」とは、客観的事実です。誰の目にも明らかなもの、と言った方がイメージしやすいかもしれません。
数字を使うことでどうなるかというと、無駄がなくなり、具体性が出ます。
例えば、「早起き」を例に考えてみましょう。2人の会話の中で、早起きに関する会話がされたとします。
A「今日はすごく早起きをしたんだ」
B「何時に起きたの?」(すごく早起きしたというくらいだから、AM4時くらいかな・・・)
A「実は、AM7時に目が覚めたんだよ」
B「そ、そうなんだね・・・」(全然早くないじゃん・・・)
このように数字を使わないで話し始めると、早起きの基準が「人によるもの」になってしまい、認識のズレが生まれてしまいます。今回は早起きを例にしましたが、あらゆる場面で数字を使用しないと認識のズレは生じます。特にビジネスの場で認識のズレはあってはなりません。
また、最初にAが「AM7時に起きた」と具体的に数字まで伝えていれば、B「何時に起きたの?」とわざわざ聞き返すこともありません。これが無駄をなくすかつ具体性が出る、ということです。数字を使った会話をすれば、
A「今日AM7時に目が覚めたんだよ」
B「そうなんだ、君しては早起きだね」
これで会話が成立します。
抽象的な表現を避けよう
多くの人が使いまくっている言葉があります。それは、抽象的な表現をする言葉です。
「たくさん」「かなり」「少し」「けっこう」のような言葉が抽象的な表現になりますが、これらの言葉の明確な基準はありません。「人による」ものなのです。人の数だけ基準が存在するのです。
抽象的な表現を多用していると、お互いの認識のズレはどんどん広がっていきます。言いたいことが伝わらなくなります。
「伝えたいことがなかなか伝わらない」「相手に分かってもらえない」と悩んでいる人は、抽象的な表現を多用しているのかもしれません。
数字を使えば、解決します。
1個と言われたら「1個」ですし、5万円と言われたら「5万円」なんです。
数字と徹底的に向き合おう
仕事ができる人ほど、数字を意識します。仕事の中で意識する数字は無数に存在します。
たとえば、
- 契約率、売上、収支
- 目標達成率、目標達成度
- 社員数、有給消化率
挙げればキリがありませんが、あらゆるものを感情ではなく数字として向き合い、事実を捉えるのです。
反対に、仕事にまつわる数字と向き合わないと、何を目指して仕事をこなしているのか分からなくなります。ただ、淡々と仕事をこなす毎日・・・。それが悪いとは言いませんが、優秀な人ほど目標を数字で設定し、それに向かって日々努力しています。
会社の成長に貢献し、もちろん利益にも貢献し、優秀な人材として評価されるためには、数字に向き合ってみましょう。
ちなみに、ビジネス上で抽象的な表現を使うことはありません。
「あともう少しで終わります」→「タスクがあと〇件残っているため、あと〇分で終わります」
「目標達成はもう少しです」→「あと〇件契約を獲得し、〇円売り上げたら目標達成です」
信用がある言い方はどちらか一目瞭然です。成長したいと思うなら、まずは数字と徹底的に向き合ってみてください。
数字に慣れるにはどうしたらいい?
「数字に向き合うぞ」と意気込んでも、何をしたらいいのか分からない人は、まず、日々の業務を数値化してみてください。様々な業務をされていると思いますが、数字に置き換えられるはずです。
- タスクは何件残っている?
- 1つの業務に何分かかった?
- 何件契約が取れて、何件契約が取れなかった?
など、数字にできるところをできるだけ数字にしてみてください。はじめのうちは、「〇時に帰宅する」でも大丈夫です。徐々に数字にできるものを増やしてください。
数字を意識すると、不足が見えてきます。「10件電話かける予定だったけど、5件しかかけられなかった」のような状態です。ここで終わりにせず、「なぜ5件電話をかけられなかったのか」「明日どうすれば目標に届くのか」と考えられたら一歩成長です。
これだけやろう
結局のところ、ビジネスとは「数字」です。数字抜きにして、ビジネスは語れません。
どんどん数字に慣れていけば、おのずと見える世界も変わっていきます。
まずは、
・日々の業務の数値化
ここから始めてみましょう!
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